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従兄弟の転職について思ったこと

現在50歳手前の従兄弟の転職について。その気になれば誰でも簡単に公務員になることができたバブル前の時代。従兄弟が新卒で某政令指定都市に技術系公務員として入りました。給料はそれほど高くなかったそうですが定時に帰ることができ、それなりに良い生活をしていたみたいです。数年後、まだバブルだった時代に従兄弟が公務員を辞めました。その理由は公務員はつまらない、もっと刺激のある生活をしたいと言っていたのを覚えています。このとき周囲は大反対していました。

転職先は大手自動車メーカーでした。工業高校、工業大学と機械系だった従兄弟は車がとにかく好きで、稼いだお金のほとんどを車につぎ込みました。素人が集まるレース大会にも出ていましたし、数年に1度は必ず新車に買い換えるほどでした。今の時代だとこのような転職は無理だとは思いますが、素人であれ、大の車好きということが認められ大手自動車メーカーに正社員として入ったのです。子供の頃に勉強できなかった子が大人になって大企業に入ったと、親戚中から拍手喝采されていたのを私は覚えています。

従兄弟は数年前にその大手自動車メーカーを辞めました。理由は、相変わらず刺激が欲しいそうです。もちろんこのときも周囲は大反対していました。彼は転職して今は台湾の自動車販売会社にいるのですが、もうその日その日を生きていく為だけのお金があれば十分らしく、日本円換算で月給12万円ほどをもらって働いています。時代が良かったのと、チャレンジ精神があるのと、人生についてあまり深く考えていないこともあったからなのか、何だかとても幸せそうです。先日ネット電話で話したのですが、台湾で自分がチューニングした車を売るのが面白いからもう日本に帰りたくないと言っていました。

私も転職しましたが、チャレンジ精神はあったかも知れませんがしかし自分が幸せになる為の仕事をしているかというと実際はそうではありません。生活費のために嫌々仕事をしていて、また刺激が欲しいからといって転職を繰り返す勇気もありません。

転職にも色々ありますが、従兄弟のように給料の大幅ダウンはあったとしても自分の好きな仕事をする為の転職(天職)ができるのは正直うらやましいなと思いました。大きな会社に入って楽をして良い給料をもらうだけの転職が「成功」と言われていますが、最近は何だかそれは違うように感じます。彼は独身なので家族持ちの人とは違うとは思いますけれども、たとえ給料が安くても自分のしたい仕事ができるなら、それも成功なのではないかなと私は思います。

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